マージナルな世界でもがく人々を描いてきたジャック・オディアールが、次回作の舞台に刑務所を選びました。主人公は18歳のアラブ系の少年です。身よりもなく字を読む事も書くこともできないこの少年が、6年の刑期を刑務所で送ることになるのですが、刑務所内と外で繰り広げられるコルシカ系とアラブ系のマフィアの抗争に巻き込まれながらも、刑務所内外で麻薬の取引に成功して力を付けて行き、「英雄」となって行く姿を描いています。今までの作品以上にハードボイルドな作品になるのは間違いなさそうです。
マチュー・カソヴィッツ、ヴァンサン・カッセル、ロマン・デュリスというフランスの若手世代を代表する俳優たちから、素晴らしい演技を引き出したジャック・オディアール監督。この作品にはこれが映画出演3本目となる新人Tahar Rahimが抜擢されました。また刑務所内のコルシカ人グループを仕切るボス役をニエル・アレストリュプ、「真夜中のピアニスト」にも出演していたジル・コーエンらが脇を閉めることになります。
パリ近郊でスタートしている撮影はマルセイユなどで15週間に渡って行われ、フランス公開は2009年中頃になる予定。これは間違いなくカンヌ出品を狙っていますね!
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