
最近、精力的に国境を越えて、様々な国籍の監督作品に出演しているシャルロット・ゲンズブール。
カナダ製作のトッド・ヘインズ監督作品『アイム・ノット・ゼア』、アルゼンチン製作のエマニュエル・クリアレス監督作品「黄金の扉」“Golden Door”とアメリカ製作のジェームズ・アイヴオリー監督作品「最終目的地」“The City of Your final Destination”、ドイツ製作のラース・フォン・トリア監督作品「反クリスチャン」“Antichrist”(フランスでは8月に公開予定)など、その活躍ぶりはすごい。
そんな彼女が今度はオーストラリアに新作撮影のために夏に出発するらしい。シャルロットの為にメガホンを取るのは、2004年に『やさしい嘘』でセザール新人監督賞をとったグルジア系フランス人監督ジュリー・ベルトゥチェリ。ベルツッチェリ監督は『やさしい嘘』で、家族の一人が死んでしまったことにより、残された女系三世代家族のそれぞれの思いやり、悲しみなどを淡々とした語り口でみせたが、今度の新作もやはり家族の死から始まる話だ。原作はスタンダップコメディアンとしても知られている、オーストラリア人作家ジュディー・パスコー著の『パパの木』"Our father who art in the tree"(アーティストハウスパブリッシャーズ刊)。物語は父親を亡くしてしまった10歳の少女が、その父が生前に植えた木から死後もなお話しかけられ、見守ってくれていると夢想するというファンタジー。シャルロットはこの少女のお母さん役を演じる。その他のキャストはまだ発表されていない。ベルトゥチェリ監督がどのような演出をするのかは分からないが、もし原作どおりなら、今回もまた家族の死、それによって残された女性たちの心の交流という共通テーマになるだろう。

さて、シャルロットに関する嬉しいニュースがもうひとつ。シャルロット・ファンは是非2月27日のセザール賞の中継を見ることをお奨めする。それは…シャルロットがプレゼンターとして登場予定だから。
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